土地改良事業に関する技術支援
換地地籍業務
水土里ネットながのは、土地改良事業(農用地の区画形質の変更)に伴う、面工事に係る地域を対象として分散した農用地の集団化、権利関係の再編成を行う業務を行っています。
そして、農用地の集団化に併せ、土地利用権の集積により工事後の農用地を面的に耕作できるよう土地改良区等に指導しています。また、地籍調査業務(E工程)の支援も行っています。
換地とは
ほ場整備事業等、農地の区画形質の変更を伴う事業における、工事前の土地に対応して配分される工事後の土地のことを換地といいます。また、工事前の土地と工事後の土地を法律上同一なものとして、権利の帰属関係を一挙に解決する法律行為(換地処分といいます)のことを指す場合もあります。
工事の実施により、農地が整形化されるだけでなく、より広い道水路が敷設され、農業の生産性の向上を図ることができます。しかし、形質が代わっても、その農地に関する登記情報は工事前のままであり、矛盾が生じてしまいます。そこで、工事前の土地と工事後の土地を同一なものとみなすための法的な手続(換地処分)を行うことにより、その矛盾を解消する必要があります。その際に、換地に係る権利調整機能を活用することで担い手への農地の集積・集約化を実現します。